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レディーボワー貯水池  Ladybower Reservoir
               2011年9月15日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Ladybower Reservoir

ピークディストリクトの情報を集めていて気になる写真を見つけた。これだ。 何とも奇妙奇天烈、背筋が寒くなる写真ではないか。レディーボワー貯水池だという。 是非一見しておかなければと遣って来た。
レディーボワー貯水池はシェフィールド、ダービー、ノッティンガム、レスターなどの大都市に水を供給する為にダーウェント・バレーを堰き止めて造った貯水池で、 1935年から1943年に掛けて工事が行われ、さらに水を満たすために2年が掛かったという。
私の目を惹いた丸い物は貯水池の水がオーバーフローした時の排水口で、2ヶ所に設置されており"Plugholes"と呼ぶらしい。 直径が24mもあり、洗面所などのものに比べると巨大なお化け排水口といったところだ。

Ladybower Reservoir

パーキングに車を止めるが、妻はこの手のものに全く興味を示さない。已む無く一人で貯水池に向かう。森からリスが出て来てちょろちょろしている。自然豊かな場所だ。 A6013を横切り湖畔から見る眺めは美しい。しかし、お化け排水口は見えない。ここからは距離があるようだ。
パーキングに戻りお化け排水口がありそうな場所に来たが、交通量が激しく路上駐車は無理だ。とっさの判断で山側の小路に乗り入れる。 民家があるが空き家のように見受けたからだ。案の定、空き家だ。庭先をちょっと拝借、妻を残してA6013を渡るとお化け排水口があった。 しかし、今は渇水期のようだ。目と鼻の先で無残な姿を晒している。轟々と水が流れ落ちる、身のすくむような光景を思い描いていただけに残念だ。

Ladybower Reservoir Ladybower Reservoir

貯水池の周りはヴィジターセンターもあり、ウォーキングやフィッシングの拠点として人気があるのだというが、 既に17時30分、もう歩く人も少ない。B&Bに向かうことにしよう。といいつつ、地図上にビューポイントを見つけるが、駐車場所がなく近くのパブのパーキングに入る。 そこからも素晴らしい眺めが広がっている。その景色に向かってベンチが並んでおり、パブの客がビールなど片手に見入っている。 ふと足元を見ると黒豚が寝そべっている。急な斜面に羊と同居しているのだ。ビックリしているとお客に笑われた。

Information
 Address  Upper Derwent Valley in Derbyshire
 Telephone  -
 Web Site  Ladybower Reservoir

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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